2015年 東都大学野球国際親善試合

2015年6月27日 神宮球場 くもり

東都大学選抜5-0韓国大学選抜

東都の一部、二部に所属している大学から各2名ずつ(専大のみ3名)が選出されるということで、普段なかなか見られない二部の選手に特に注目した。まず目を奪われたのが先発のマウンドに上がった黒木優太(立正大・3年・投手・178cm・75㎏・右投左打・橘学苑)。少し上半身の強いフォームだが躍動感とシャープな腕の振りは出色。上背以上にボールの角度があり、特に右打者のアウトローに決まるボールは素晴らしい。立ち上がりからコンスタントに145km以上をマークし、この日の最速は147km。130km前後のスライダーも手元でのキレがあり、2回を投げてパーフェクトと韓国打線を寄せつけなかった。三番手で登板した岡野祐一郎(青学大・3年・投手・178cm・77㎏・右投右打・聖光学院)も黒木に負けないインパクトを残した。高校時代、大学1年時ともまとまりのある好投手という印象だったが、いい意味でその印象はがらっと変わった。全身が跳ねるような躍動感があり、腕の振りの力強さも2年前までとは別人。最速146kmをマークしたストレートは抜群のキレがあった。コントロールの良さも健在で、大小二つのスライダーで簡単にカウントをとり、決め球の135km前後のフォークもブレーキ十分。黒木は不調、岡野は故障で秋は不本意なシーズンに終わったが、この日のピッチングができればプロも放ってはおかないだろう。
野手では猪又弘樹(青学大・4年・9番・捕手・177cm・77㎏・右投右打・千葉経大付)の強肩が光った。少し余裕を持った動作でコントロール重視で投げているように見えたが、イニング間のセカンド送球は最速1.94秒をマーク。下半身をしっかり使えており、フットワークの良さも際立っている。課題ははっきりバッティング。体の割れが不十分でスイングの軸がぶれている。甘いボールを簡単に見逃すなど、積極性も物足りず2打席2三振といいところがなかった。ただ秋は3割近い打率を残して二部の打撃ランキング9位に入るなど結果を残しているのは好材料。社会人(JX-ENEOSに入社予定)でも引き続き注目していきたい。

他に目についた選手
東洋大
阿部健太郎(3年・遊撃手・177cm・77㎏・右投左打・帝京)
ショートの守備のスピード感は選抜チームでも上位。打撃はヘッドもう少し走るようにしたい

原樹理(4年・投手・178cm・70㎏・右投右打・東洋大姫路)
リーグ戦の疲れからかこの日の最速は141km。スライダーのキレと制球力はさすがだが、もう少しボールの力ほしい

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