2015年 第64回全日本大学野球選手権 第2日

2015年 第64回全日本大学野球選手権 第2日

2015年6月9日 東京ドーム→神宮球場 雨→くもり

愛媛大3-6京都学園大
東日本国際大4-7大体大
皇學館大1-0福井工大
東亜大4-2愛知学院大

前日のようなバリバリのドラフト候補は4試合とも不在だったが、そんな中でも目についた選手を何人かピックアップしたい。第一試合では愛媛大の二番手で登板した田中宏章(3年・投手・178cm・67㎏・右投右打・洲本)。まだまだ細いが手足が長く投手らしい体つきなので、身長は180cm以上に見える。その長いリーチを柔らかく使えるというのが最大の特長。スピードもコンスタントに140km台をマークし、100km台のカーブ、120km台のスライダー、130km前後のカットボールと変化球も一通り揃っている(この日の最速は143km)。柔らかさを残したまま体が大きくなれば十分にプロも狙える素材だ。
第二試合では大体大の木村侑輝(4年・3番・捕手・171cm・70㎏・右投左打・敦賀気比)が本塁打を含む4安打と大当たり。手首を使ってタイミングをとりヘッドが中に入るのは気になるが、スイングの軸がぶれずに鋭く振り出すことができている。4安打の内訳もレフト前ヒット2本、ライト前ヒット1本、ライトオーバーのホームランと見事に左右に打ち分けた。スローイングも余裕を持ってセカンド送球2.00秒と一定以上の肩の強さがある。社会人でもうひと伸びあれば打てる捕手としてプロも放ってはおかないだろう(三菱重工神戸・高砂に入社予定)。
第三試合は福井工大の川瀬遼大(4年・1番・二塁手・171cm・70㎏・右投右打・愛産大工)が持ち味の俊足をいかんなく発揮した。初回に四球で出塁すると厳しいマークをかいくぐっていきなり盗塁成功。第3打席のセカンド内野安打では右打者ながら一塁到達タイムは4.12秒をマークした。タイミングの取り方に迷いの見られる打撃が課題となる(JR東海に入社予定)。
第四試合は愛知学院大の先発、大蔵彰人(3年・投手・186cm・75㎏・右投右打)に注目した。きれいに肘が立つテイクバックが長所でボールの角度は一級品。ただ下半身と上半身が連動せず、高めに抜けるボールが目立った。この日の最速は140kmで明らかに球威は物足りない。素材の良さは間違いないだけに、しっかりと体つくりに取り組んでもらいたい。

他に目についた選手
東日本国際大
二橋大地(3年・4番・一塁手・178cm・85㎏・右投右打・盛岡大付)
完全なプルヒッターだがパワーは出色。レフトへ3本の二塁打

大体大
田村強(4年・4番・遊撃手・180cm・78㎏・右投右打・玉野)
出足の鋭いフットワーク出色。リスト頼みの打撃は課題

田村凌太郎(3年・投手・185cm・82㎏・右投右打・大田)
堂々とした体格で見栄え立派だがスピード出ない。フォームにキレ出てくれば楽しみ。この日の最速137km

愛知学院大
森田脩平(4年・1番・二塁手・174cm・66㎏・右投左打・栄徳)
守備範囲の広さと球際の強さ出色。打撃は下半身の粘りほしい

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