2015年 首都大学野球春季リーグ戦

2015年5月9日 川口市営球場 くもり

 

筑波大1-2城西大(延長10回)

帝京大6-3獨協大

 

第一試合は敗れたものの筑波大先発の大場遼太郎(2年・投手・170cm・72kg・右投右打・日大三)が好投。上背のない投手にありがちな大きいモーションで重心が上下動するのは気になるものの、全身使って腕を振れており最速145kmとスピードも十分。それ以上に良かったのが速い変化球。対になるツーシームとスライダーはどちらも130km台のスピードがあり、小さい変化で芯を外し、フォークも同じくらいのスピードでブレーキ十分。カーブ、チェンジアップと緩い変化球も駆使し9回2/3で12奪三振と見事な投球だった。大学、社会人で実績を残していけばプロの道も開けていくタイプだ。

第二試合は今年のドラフト有力候補である西村天裕(帝京大・4年・投手・176cm・92kg・右投右打・県和歌山商)が先発。立ち上がりからコンスタントに145km以上を連発し、この日の最速は151kmをマーク。立派な体つきに相応しい重いストレートはさすがだった。しかし気になるのは上半身主導のフォーム。横に体が振られるのでリリースばらつき、引っかかるボールが非常に多い。とにかく肩を振りすぎるのがもったいない。中盤以降120km台後半のスライダーが決まりだして結局は被安打2、14奪三振という結果を残したが、立ち上がりの不安定さは大きなマイナスポイント。もう少し下半身を使えるフォームにしないと、安定感は出てこないだろう。

西村と投げ合った獨協大の龍谷晃議(4年・投手・186cm・82kg・左投左打・二松学舎大付)は典型的な未完の大器。フォームにキレがなくステップの幅も狭い。ただ右肩が開かず上から腕が振れるのは大きな長所。ストレートの最速も144kmと一定の速さがある。なかなかストライクが入らなかったが、緩いカーブも多く投げており緩急への意識は高い。どこかのタイミングで大化けする可能性は十分に秘めており、ぜひ社会人でも野球を続けてもらいたい選手だ。

 

他に目についた選手

筑波大

水野将吾(4年・3番・右翼手・178cm・77kg・右投左打・大垣北)

 

城西大

長谷川将樹(2年・3番・三塁手・180cm・85kg・右投右打・学法石川)

 

帝京大

浅井拓(3年・3番・遊撃手・183cm・80kg・右投左打・向上)

池尻翔紀(3年・9番・中堅手・177cm・75kg・右投右打・県和歌山商)

この記事をシェアする