2015年 関甲新学生野球春季リーグ戦

2015年4月4日 宇都宮清原球場 くもり

 

上武大11-5常磐大

白鷗大3-2関東学園大

 

第一試合は常磐大のエース、吉田慶司郎(4年・投手・190cm・83kg・右投右打・仙台育英)が一番のお目当てだったが、5回途中で6失点と炎上。一言で言えば典型的な未完の大器だ。下半身に強さが全く感じられず、体重移動のスピード、フォームのキレ、いずれもかなり物足りない。テイクバックで肩が回転し、上半身を横に振って投げるのでリリースがかなり左右にばらつく。捕手のミットが届かないような抜けるボール、引っかかるボールも多かった。長所は肘の使い方の柔らかさと腕が遅れて出てくるところ。フォームの割にボールに伸びがあるので、ストレートは数字よりも伸びを感じた。そうは言ってもこの日の最速は138km。全体的な完成度は高校生のレベルである。体とフォームをしっかりと作ることが先決だろう。

第二試合に先発した白鷗大の大出翔一(3年・投手・175cm・74kg・右投右打・館林)は吉田とは対照的に安定したフォームとピッチングが光った。しっかりと軸足にためを作ることができており、下半身主導のフォームが特長。常時140km台のストレート(この日の最速は144km)と130km前後のツーシーム、120km台のスライダーのコンビネーションでストライクゾーンを広く使うことができるのも素晴らしい。少しだけテイクバックで腰が回転し、フィニッシュで一塁側に体が流れるのを修正できれば更に制球力もアップするだろう。

野手では白鷗大の大山悠輔(3年・4番・三塁手・178cm・70kg・右投右打・つくば秀英)が印象に残った。まずプロフィールよりも打席で大きく見える。力を抜いた自然体の構えでトップを作る動きに無駄がなく、変化球もしっかり呼び込んでコースに逆らわず強い打球を放つ。4打席でヒットはツーベース1本だったが、他の打席も崩されずにしっかりスイングしてボールをとらえることができていた(結果はライトフライ2本とセンターフライ1本)。サードの守備と走塁が目立たなかったのは残念だが、打撃技術の高さの光る好打者だ。

他に目についた選手

上武大

山下仁(3年・投手・180cm・80kg・右投左打・須磨翔風)この日の最速:140km

鈴木稜也(3年・投手・187cm・87kg・右投右打・拓大紅陵)この日の最速:139km

寺沢星那(1年・投手・178cm・77kg・左投右打・佐久長聖)この日の最速:136km

中稔真(4年・4番・右翼手・184cm・85kg・右投左打・須磨翔風)

長澤壮徒(3年・5番・左翼手・184cm・83kg・右投右打・甲府工)

 

常磐大

谷中規彦(1年・投手・180cm・75kg・右投右打・下館工):この日の最速:139km

 

白鷗大

龍幸之介(3年・5番・左翼手・180cm・78kg・右投左打・九州国際大付)

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