2015年 第97回全国高校野球選手権 東東京大会

2015年7月19日 神宮球場 晴れ

二松学舎大付4-5堀越
文京4-12帝京(7回コールド)

第一試合は敗れたものの二松学舎大付に好選手が多かった。先発した岸田康太(3年・9番・投手・180cm・79㎏・右投右打)は3回途中で降板したものの、コンスタントに140km台をマーク(最速は144km)。左足の上げ方は田中将大(ヤンキース)を意識しているように見え、躍動感も感じた。少し体が横回転する悪いクセが改善されれば、課題の制球力も向上するだろう。打者では主砲の北本一樹(3年・4番・三塁手・177cm・78㎏・右投右打)が4安打3打点の活躍。トップを作るバットの動きが大きく、ヘッドが寝てしまうのは気になるがリストと右手の押し込みの強さは抜群。場面に応じて軽打ができ、バントもしっかり決めるなど器用さも持ち味だ。前年夏の甲子園でも脚光を浴びた大江竜聖(2年・投手・172cm・74㎏・左投左打)と今村大輝(2年・6番・捕手・171cm・78㎏・右投右打)のバッテリーも良さを発揮。大江はテイクバックでボールを上手く隠すことができており、サヨナラ負けを喫したものの6回1/3を投げて8奪三振をマーク(最速は143km)。そして今村は前年とは別人のようにスローイングに強さが加わり、イニング間のセカンド送球は4度1.9秒台をマークした(最速1.92秒)。もう一人取り上げたいのが三口英斗(2年・3番・二塁手・162cm・61㎏・右投左打)。第一打席のサードバントヒットでの一塁到達はプロでも上位の3.57秒。第三打席では高めのボール気味のストレートをかぶせてセンターオーバーのスリーベースを放ち(三塁到達は11.44秒)、第二打席でもレフトオーバーのツーベースと小柄だがパンチ力は十分。落ち着きのあるセカンドの守備も光った。上背のなさを気にすることなく、ぜひ上のレベルでもプレーを続けてもらいたい。

他に目についた選手
堀越
渕上佳輝(3年・投手・175cm・72㎏・右投右打)
5かいからリリーフ。下半身に粘りありオーソドックスなフォームから最速141km。力まずに腕振れ、ボールの伸び目立つ

帝京
岡崎心(1年・4番・右翼手・173cm・73㎏・右投左打)
1年生ながら4番起用にこたえてスリーラン。鋭く体を回転させ、ヘッドの走りも目立つ。

中道大波(3年・5番・三塁手・185cm・87㎏・右投右打)
動きの小ささは長所だが攻守にプレーが硬い。パワーは魅力だけにもう少し力みなくしたい

この記事をシェアする