2015年 第97回全国高校野球選手権 福岡県大会

2015年7月9日 県営春日公園野球場 晴れ

東福岡3-0福岡第一
九産大九州0-2福岡大大濠

大会序盤とは思えない好カード二試合となったが、目につく選手も多く非常に満足度の高い一日だった。その中でも最も心惹かれたのが第二試合に登板した福岡大大濠の浜地真澄(2年・7番・投手・183cm・82㎏・右投右打)だ。プロフィールの数字からもわかるように、まず堂々とした体格でマウンド上での雰囲気が素晴らしい。背筋が真っ直ぐに伸びているので、打者からはかなり大きく見えているだろう。フォームは良くも悪くも動きが静か。少し躍動感は物足りないものの、左肩開かずにゆったりとステップしており、腕の振りも体から近い。大型投手にありがちなばらつきが少なく、コーナーにしっかり投げ分ける制球力は見事。まだ全力で腕を振るとリリースが甘くなるが、最速141kmをマークしたストレートは数字以上に威力を感じた。結果はセンバツ出場の九産大九州を相手に被安打3、3四死球のシャットアウト。打っても追加点となるソロホームランを含む3安打とまさに一人舞台と言える活躍だった。2016年は九州の高校生に好投手が多いが、その一人に名を連ねることは間違いないだろう。

浜地真澄

第一試合は強肩捕手と評判の東福岡の河野真哉(3年・6番・捕手・179cm・83㎏・右投右打)がお目当てだったが、手を抜くようなスローイングが多く少し物足りなかった。それでもイニング間のセカンド送球は最速1.99秒をマークし、体つきも高校生にしてはかなり立派。攻守とももう少しアピールするような姿勢が出てくれば面白いだろう。河野とバッテリーを組んだ先発の福島滉貴(3年・5番・投手・172cm・72㎏・右投右打)も好投手。上背のない投手によくある反動の大きいフォームで、テイクバックでひねる動きも入るためどうしてもリリースはばらつくが鋭い腕の振りは出色。組み立ての中心となるスライダーもしっかり腕が振れており、ストレートもコンスタントに140km前後をマークした(この日の最速は141km)。軽快なフットワークで野手としても注目される存在のようだが、上手く成長すれば谷元圭介(日本ハム)タイプの本格派に化ける可能性もあるだろう。

 

他に目についた選手
東福岡
日高佐輔(3年・1番・遊撃手・169cm・62㎏・右投左打)
攻守にプレーのスピード感目立つ。小柄な体が気にならない

福岡第一
居石従道(2年・5番・捕手・175cm・81㎏・右投右打)
捕手らしい雰囲気は河野に負けない。セカンド送球最速1.98秒

平塚貴伎(3年・投手・180cm・75㎏・左投左打)
9回からリリーフ。もっさりしたフォームだが指にかかったボールは角度十分。この日の最速133km

九産大九州
岩田将貴(2年・8番・投手・178cm・66㎏・左投左打)
春の九州大会と同様、横からのボールの角度は少しいないレベル。うまくスピード出てくれば面白い

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