2015年 第87回選抜高等学校野球大会 第3日

2015年3月23日 阪神甲子園球場 晴れ

奈良大付0-3敦賀気比
仙台育英12-0神村学園
浦和学院2-0龍谷大平安(延長11回)

3試合とも完封となったが、最も素晴らしかったのは敦賀気比のエース平沼翔太(3年・4番・178cm・75㎏・右投左打)。左足を上げる時に右肩の下がるフォームはいつも気になるが、下半身のバネが素晴らしくフォームの躍動感は十分。この日の最速は138kmだったが、しっかり抑えが利いておりキレを感じるボールだった。それ以上に素晴らしかったのが変化球。手元で真横に滑るスライダーと小さく落ちるチェンジアップは高校生のレベルのボールではない。テンポ良くどんどんストライク先行して追い込み、打者に考える暇を与えなかった。結果は被安打1、奪三振10、無四球とほぼ完璧な内容。打者としてもライトオーバーのツーベースを含む2安打1打点。まさに一人舞台という活 躍だった。プロからの評価は野手の方が高いという噂も聞くが、今日のようなピッチングを見せられるとまた考えさせる。個人的には投手で勝負しても良いと感じている。
昨年と一昨年の優勝校対決となった第3試合は延長にもつれたが、地力に勝る浦和学院が競り勝った。延長11回を3安打に抑えた江口奨理(3年・9番・投手・170cm・68㎏・左投左打)の投球も光ったが、個人的に一番惹かれたのはトップバッターの諏訪賢吉(2年・三塁手・174cm・74㎏・右投左打)。プレーボール直後の外のストレートを強く踏み込んでセンター前に弾き返すなど3安打を放ったが、いずれも完璧に芯でとらえた打球だった。振り出しの鋭さ、ミートの正確さは高校生ではトップクラス。第5打席のショートゴロの一塁到達で3.98秒を記録した俊足、 軽快なサードの守備も見事。もちろん来年のドラフト候補にも名前が挙がってくるだろう。

他に目についた選手
奈良大付
池田陵太(3年・3番・中堅手・185cm・80㎏・左投左打)
坂口大誠(3年・7番・投手・181cm・75㎏・右投左打)
中山怜央(3年・投手・184cm・80㎏・右投右打)

敦賀気比
篠原涼(3年・1番・三塁手・168cm・71㎏・右投左打)
林中勇輝(2年・3番・遊撃手・180cm・68㎏・右投右打)
山本皓大(3年・5番・中堅手・178cm・73㎏・左投左打)

仙台育英
平沢大河(3年・3番・遊撃手・176cm・71㎏・右投左打)
佐藤世那(3年・9番・投手・180cm・76㎏・右投右打)

神村学園
山本卓弥(3年・4番・中堅手・185cm・85㎏・右投左打)

浦和学院
津田翔希(3年・3番・遊撃手・173 cm・73㎏・右投右打)
山﨑滉太(3年・4番・一塁手・181cm・86㎏・右投右打)

龍谷大平安
高橋奎二(3年・6番・投手・178cm・72㎏・左投左打)

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