2014年 第96回全国高校野球選手権 第3日

2014年8月13日 阪神甲子園球場 くもり

健大高崎5-3岩国
市和歌山1-2鹿屋中央(延長12回)
佐賀北2-4利府広陵4-5三重(延長11回)

試合として最も見どころがあったのは第4試合。土壇場の9回裏に三重が2点差を追いつき、エースと正捕手を交代しながらその後の広陵の攻撃を凌ぎ、延長11回に押し出しでサヨナラ勝利をもぎ取った。
4試合通して印象に残った選手では、脇本直人(健大高崎・3年・3番・右翼手・180cm・80㎏・右投左打)と長野勇斗(三重・3年・1番・中堅手・171cm・67㎏・右投左打)の外野手二人を取り上げたい。脇本はスポーツ紙に「上州のゴジラ」と紹介されているが、決して打つだけの選手ではない。チームが掲げる「機動破壊」の中心的存在とも言える俊足で、第一打席ではライト前にポトリと落ちるヒットで見事に二塁を陥れた。その後にすかさず三盗も成功。第4打席のサードゴロでも一塁 到達4.02秒と見事なタイムを記録した。打撃はほとんど右足を動かさないノーステップ打法。少しバットの揺れがあり上半身も残りきらないがパワーは十分。動きが小さいので追い込まれると軽打に切り替えられるのも長所だ。一方の長野は完全なリードオフマンタイプだが、見る度に打撃が力強くなっている。下半身が安定し、滞空時間の長い一本足打法でじっくりステップしている。グリップがほとんど動かず、ボールを見る姿勢は万全。この日の3安打は全て右方向の強い当たりで、打球の速さも目を見張るものがあった。各打席の一塁到達はショートゴロ(4.01秒)、ライト前ヒット(4.26秒)、ファースト内野安打(3.99秒)、ライト前ヒット(4.30秒)と凄いタイムが並んだ(第5打席,第6打席はともに四球)。特 にヒットでも足を緩めずに次の塁を狙っている姿勢は素晴らしい。体は小さいが、将来的には十分にプロも狙える選手であることは間違いないだろう。

他に目についた選手
健大高崎
平山敦規(3年・1番・中堅手・165cm・65㎏・右投左打)
柘植世那(2年・5番・捕手・175cm・73㎏・右投右打)

岩国
柳川健大(3年・5番・投手・184cm・68㎏・右投右打)

市和歌山
西山翔真(2年・1番・遊撃手・171cm・65㎏・右投右打)

鹿屋中央
木原智史(3年・4番・右翼手・178cm・85㎏・右投左打)

広陵
太田光(3年・4番・捕手・177cm・72㎏・右投右打)
廣兼吾郷(3年・6番・左翼手・180cm・75㎏・右投右打)
吉川雄大(3年・8番・投手・167cm・67㎏・右投右打)

三重
宇都宮東真(3年・3番・ 遊撃手・171cm・73㎏・右投右打)
西岡武蔵(3年・4番・一塁手・178cm・78㎏・右投右打)
今井重太郎(3年・9番・投手・177cm・66㎏・左投左打)

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