2015年 第97回全国高校野球選手権 神奈川県大会

2015年7月22日 バッティングパレス相石スタジアムひらつか 晴れ

相洋0-4東海大相模
横浜創学館0-5平塚学園

夏前から評判の上がっていた横浜創学館のエース、望月惇志(3年・9番・投手・188cm・83㎏・右投右打・阪神ドラフト4位)がお目当ての投手。この日も最速145kmをマークしたようにスピードは高校生でも上位のレベルだったが、13安打を浴びたようにそのストレートが速く見えないというのが大きな課題。原因はもちろんフォームにある。まずかなりインステップするためスムーズさがない。ステップの幅が狭くリリースも早いため、打者からはボールが見やすい。立ち上がりから140km台のストレートをジャストミートされ、中盤からは変化球を増やしたがキレも精度ももうひとつで平塚学園打線を食い止めることはできなかった。プロでは一からフォームを作り直すくらいの覚悟が必要になるだろう。

DSC02476
対する平塚学園のエース、高田孝一(2年・8番・181cm・80㎏・右投右打)は前年秋の大会でも取り上げたが、この日も素晴らしかった。この日の最速は139kmと望月には及ばないものの、ゆったりとしたフォームでバランスも良いため打者は差し込まれる。100km未満の緩いカーブの使い方も上手く、コンビネーションの重要性をよく理解しているように見えた。8回に初ヒットを許して惜しくもノーヒット・ノーランは逃したものの1安打完封。秋は調子を崩していたそうだが、順調にいけば2016年の神奈川を代表する投手になるだろう。

DSC02483

第一試合は東海大相模が圧倒的に有利かと思われたが、相洋のエース、齊藤航汰(3年・9番・投手・177cm・80㎏・左投左打)が4回までノーヒットと善戦を見せた。テイクバックで左肩が完全に下がるかつぐフォームだが、リストでボールを抑え込みスピード以上に低めの伸びがあるのが特長(この日の最速は135km)。そしてストレート以上にいいのが変化球。スライダー、チェンジアップでしっかり腕が振れており、特にチェンジアップのブレーキは高校生ではなかなか見ないレベルのものだった。もう少しスムーズなフォームを身につけてスピードが出てくればサウスポーだけに面白い存在になるだろう。

※東海大相模の選手は春の関東大会の2回戦3回戦で取り上げたためこの日は割愛。

この記事をシェアする