2014年 高校野球秋季栃木県大会

2014年10月4日 宇都宮清原球場 くもり

 

作新学院4-5宇都宮南(延長10回)

国学院栃木1-2佐野日大

 

1年夏の甲子園からリリーフとして活躍し、2年夏の甲子園ではホームランも放つなど投打に高い能力を誇る作新学院の朝山広憲(2年・7番・外野手兼投手・175cm・75kg・右投左打)。この日は背番号3でレフトで先発し、3回からリリーフでマウンドに上がったが、投打に精彩を欠いて負け投手となった。気になるのはフォームのかかと重心。体重が後ろに残り、一塁側に体が流れるので右打者の内角を攻められない。スピードは最速144kmをマークしたものの、打者には怖さを与えることができていない。打つ方も形は悪くないものの、ピッチングに気を取られてかスイングのキレがなかった。将来を考えるならば早めにどちらか一本に絞ったほうが良いだろう。

この日一番楽しみにしていたのが中学時代に陸上の100m、200mで全国大会優勝し、「日本一速い中学生」として注目を集めた五十幡亮汰(1年・1番・中堅手・170cm・58kg・右投左打)。足の前にまず目立ったのが肩の強さ。シートノックから好返球を連発し、実戦でも6回に先制点を阻止する補殺を記録。守備でも一流の素質を見せつけた。そしてこの日の走塁タイムは下記の通り。セカンドゴロ(3.92秒)、サード送りバント(3.94秒)、センターフライ(4.37秒)、サードバント内野安打(3.66秒)。特にゾクッと来たのがバントの内野安打。1点差を追いつかれた直後の先頭打者で、相手の警戒も厳しい中で決められるのはやはり只者ではない。課題は完全に打撃の力強さ。構えは悪くないが、どうしてもミートすることに意識が向いてスイングが小さくなっている。体重増加と強く振る意識を持つことができれば足が更に生きてくるだろう。佐野日大でもう一人目立ったのが5回途中からリリーフでマウンドに上がったエースの永沢楽(1年・178cm・76cm・右投右打)。1死1・2塁のピンチでの登板だったが、そんな場面でも上半身の力が抜けており、楽に腕を振れるのが素晴らしい。体の割れと力感は少し物足りないものの、フォームの流れがスムーズでセンスを感じる。もったいないのが体の回転とひねる動き。ステップする前に左肩を入れる動きがあり、そのことでフォームが左右にぶれている。セットになるとその動きがなくなり、逆にフォームが安定していた。この日の最速は138kmだったが、春には楽に140kmは出そうな雰囲気は十分だ。永沢楽(佐野日大)

 

他に目についた選手

作新学院

添田真海(2年・1番・遊撃手・168cm・65kg・右投左打)

森田大我(2年・3番・右翼手・175cm・83kg・右投左打)

 

国学院栃木

金子莉久(2年・1番・中堅手・165cm・63kg・右投左打)

この記事をシェアする

1 個のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です