2015年 第86回都市対抗野球 1回戦2

2015年7月19日 東京ドーム 晴れ

日本製紙石巻0-2JX-ENEOS

JX-ENEOSが過去に二度橋戸賞を受賞している大城基志(28歳・投手・172cm・70㎏・左投左打・名桜大)が7回を被安打2と危なげないピッチングを見せ、点差以上に余裕のある試合展開だった。野手で最も目立ったのが補強選手で出場した常道翔太(23歳・6番・右翼手・185cm・90㎏・右投右打・東海大・三菱日立パワーシステムズ横浜から補強)。センター前ヒット、ライト前ヒット、レフトへのタイムリーツーベースと見事に三方向に打ち分け、パワーだけでないところを見せつけた。少し手首を使ってタイミングをとるのは気になるが、全体的な動きは小さくヘッドの利かせ方が上手い。大型だがもっさりしたところがなく、上手く肘をたたんで体を回転させるなど内角のさばきも目立った。強打の右打者というプロからの需要にもマッチしており、2016年の有力候補の一人であることは間違いないだろう。
日本製紙石巻ではリリーフで登板した宝利亮(23歳・投手・186cm・81㎏・右投右打・近大)と東谷優(24歳・投手・173cm・77㎏・右投右打・中部学院大・七十七銀行から補強)の二人が良かった。宝利は下半身まだまだ弱く重心の高い立ち投げだが、長いリーチを生かした鋭い腕の振りは出色。最速146kmのストレートもタイミング合わせやすく、課題は多いものの、化けた時のスケールは十分に感じられた。東谷は大学時代から注目しているが、この日も素晴らしかった。宝利とは対照的に下半身をしっかりと使ったフォームは躍動感十分。最速148kmとスピードは申し分なく、130km台のフォークも決め球として十分なキレがあった。2015年は全体的に調子が良くなかったとのことで指名はなかったが、まだまだドラフト候補として外すわけにはいかない投手だ。

他に目についた選手
JX-ENEOS
糸原健斗(23歳・5番・三塁手・175cm・78㎏・右投左打・明大)
静かな動きとシャープな振り出しはいつ見ても目立つ。脚力も申し分ないだけに、サードのスローイングにもう少し強さほしい

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