2015年 社会人野球関東選抜リーグ

2015年4月21日 大田スタジアム くもり

JFE東日本6-2富士重工
セガサミー8-2新日鐵住金かずさマジック

第一試合は長友昭憲(JFE東日本・22歳早生まれ・投手・172cm・90㎏・右投右打・東海大)と角田皆斗(富士重工・22歳早生まれ・投手・180cm・90㎏・右投右打・専修大)のルーキー二人が先発し、ともに良さを見せた。長友の良さはとにかく馬力。大学四年時は不調で全く良さが見えなかったが、この日の投球を見て少し安心した。左足を上げた時に体をひねる動きがあり右肩も下がるが、ステップは直線的でスムーズに体重移動している。ストレートは常時145km前後をマーク(最速は148km)。リリースでしっかりボールを抑え込めるので、上背の 割にボールに角度があるのも特長だ。課題はボールのばらつき、いいボールと悪いボールがはっきりしており、ストライクをとりにいくストレートは明らかに球威が落ちる。変化球の精度も高いとはいえない。この日はボールに力があったので抑えられたが、ストレートが走らない日はかなり厳しいように感じた。角田の持ち味は縦の変化球。ストレートと同じ軌道で鋭く落ちる120km台後半のフォーク、少しシュートしながら落ちるチェンジアップはいずれも決め球として申し分ない。ステップするときに体がくねくね動く変則的なフォームだが、肘はしっかり高く上がっておりボールの角度も十分。ただその無駄な動きの分だけクイックが遅いのは課題だ。もう一つの課題は投球のバリエーション。ストレートと縦 変化だけで勝負しており、フォークを見極められだした6回に一挙4点を奪われた。もう少し左右や緩急もうまく使えるようにしたい。
第二試合も目立ったのはルーキー。セガサミーの本間諒(23歳・3番・右翼手・176cm・88㎏・右投両打・立正大)はたくましい体つきとそれに見合った力強い打撃が持ち味。インサイドアウトのスイングの軌道で、センター中心に鋭い打球を放つ。内角の厳しいボールも体を鋭く回転させてさばいている。下半身に粘りがあるのも長所で、外のボールを右中間に持っていくなど4安打の大活躍を見せた。スリーベースの三塁到達で少し流して11.70秒と脚力も水準以上。ちなみにスイッチ登録だが、左投手相手でも左打席に入っていた。かずさマジックでは二番手でマウンドに上がった谷口 魁星(19歳・投手・178cm・78㎏・左投左打・鳥取城北)が印象に残った。まず高校卒1年目ながらマウンド上でで堂々としているように見えるのがいい。そして無駄な動きの少ないフォームで高い位置から腕が振れるのが最大の長所。リリースがまだ甘く全体的に高いボールが多かったが、指にかかった時のボールの角度は素晴らしい。この日の最速は140kmだったが、137km程度でも手元でのキレを感じた。110km前後のカーブ、120km台のスライダー、チェンジアップと変化球も一通り揃う。フォームいいだけに体力面が順調に成長すれば来年、再来年と騒がれる存在になるだろう。

他に目についた選手
富士重工
小野和博(24歳・投手・180cm・83㎏・右投右打・桐蔭横浜大)この日の最速146km

セガサミー
江藤圭 樹(25歳・1番・二塁手・171cm・76㎏・右投左打・日本文理大)

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